サガン鳥栖2012


リーグ戦

第1節 (H) △ 0-0 セレッソ大阪 


第2節 (A) ● 1-2 ジュビロ磐田  得点:豊田1
カウンターからスルーパスを受けた豊田がゴール


第3節 (H) ○ 1-0 横浜マリノス  得点:水沼
CKから最後に水沼が押し込む


第4節 (H) ○ 3-0 ヴィッセル神戸 得点:野田 豊田2 池田
カウンターから細かく繋ぎ右サイドへ、そのクロスを野田がボレーシュート
カウンターから中央突破し最後はフリーの豊田が冷静に決める
リスタートから右サイドへ展開し、クロスを池田が決める


第5節 (A) ● 0-1 名古屋グランパス


第6節 (H) ○ 1-0 サンフレッチェ広島 得点:水沼
FKの崩れからフリーの水沼が高速ミドルシュートを決める。


第7節 (H) ○ 1-0 アルビレックス新潟 得点:トジン
トジン→清武→野田→トジンの流れで中央突破しゴール



ホーム4勝1分、アウェイ2敗と分かりやすい結果になっているが
アウェイでガクッとコンディションや内容が悪くなったというわけでも無い。
ナビスコカップは基本的に総入れ替えターンオーバーを実施しており、
主力疲労回避に余念がない。
ただ5試合以降はベスメン規定が関わってくる。




基本布陣 (GK室 CB木谷 DH高橋義 SH早坂 は長期離脱)

   豊田
   池田
キムミヌ    水沼
  藤田 岡本
磯崎    丹羽
  小林 ヨソンヘ
   赤星

SUB:GK奥田 CBキムクナン SB犬塚 DH黒木 SH岡田 OMFトジン CF野田

他 DH船谷 SH国吉 OMF清武 等

  





7節までの印象

大方の予想通り、初戦は清々しいまでの戦前からの鬼プレス(以下、前プレと略す)でJ1顔見せ。
セレッソは中盤に足元のテクニックがある選手を揃えてはいるが、激しいプレスを交わすことが
出来ずに防戦一方。もちろんセレッソ以外の対戦相手も非常に苦労している。
 
鳥栖=ハードワーク&ハイプレッシングというイメージが定着しつつあり、
もちろんそれは間違いでは無いのだが、プレッシングの掛ける位置・タイミング・時間帯等は
対戦相手によって綺麗に使い分けている。
神戸戦・広島戦・新潟戦での違いが印象的。
新潟戦は言う程そもそも前プレをしてなかった。
(これはトジンがスタメンだったというのが一番大きいが。)
 
前述の通り、相手の良さを潰すスカウティングが良く出来ており、
どのポジションの選手も守備の献身性が高く運動量が豊富なので(今の所は)大いに成功している。
ある程度バテて来た時間帯からは4-4-1-1で綺麗にブロックを作り我慢守備。
この時、豊田・池田のコース限定切りが非常に良く、後方の守備安定に貢献している。
(豊田の戦術理解度が鳥栖に移籍後飛躍的に伸びている。)
 
三部練習を行ったそうで、その結果怪我人も多く発生している。
しかし、代わりの選手が入っても守備連携がほとんど乱れないのが特徴。
各控え選手にまで戦術がしっかり浸透し叩きこまれている。
7節で活躍した清武弟といった優秀な新戦力も出て来る明るい材料もある。
 
攻撃面では豊田のポストプレーの収まりが良くそれを2列目に落とした後に
素早くサイドチェンジし縦に速攻を掛けるのが基本形。
なら豊田を抑えれば良いのかとなるが、池田も空中戦勝率が高く、
裏に抜ける動き出しも得意なため分散せざるをえない。
またサイドの水沼が60〜70分で途中交代するのを前提に最初からかなり飛ばしめで
アップダウンをする。これを相手のSBが捕まえきれない事が多く、
水沼が元気な内は同サイドからの崩し&クロスが非常に多い。
 
セットプレーからの攻撃も非常に迫力がある。
・高身長な選手が多い。平均身長はリーグトップレベル。
・右の藤田、左のミヌと両足の選択肢がある。
・藤田のロングスローが飛距離・スピード共に素晴らしく
 スローインからもPA中央にボールを運べる。
 
高さという武器はセットプレーでの守備や引き籠った際の跳ね返しの際にも
多大な強みとなっており、(暫定)リーグ最少失点の大きな理由にもなっている。
 
 
後日追記